ひそひそうゲーム日記

ゲームの思い出を忘れないために作ったブログ。色んなゲームの感想などを載せていきたいです。

神秘的で残酷な世界【Bramble-The Mountain King】

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記念すべき第一弾はブランブルです。昨日クリアしました。ネタバレはしません!というかネタバレできるほど話がよくわかっておりません!ので感想をさらりとお伝えしたいと思います。

どんなゲームかと言いますと『よりグロいリトルナイトメア』でしたね。主人公は小人の男の子なんですけど、周りの者がみな大きい。建造物やら生き物やら何もかもが。

そうなると大きい生き物に襲われたとき、あまりにも無力になります。ただ逃げるしかありません。ですが時にボス戦のようなものもあり、戦うような場面もありました。

~あらすじ~

主人公は夜、寝室で目を覚まします。見渡してみると姉がベッドから消えていました。部屋中を探すと窓から外へ抜け出した形跡がありました。後を追ってみると姉は外の世界を探検しに行こうと主人公を誘います。好奇心の塊のような姉が大好きな主人公は誘われるがままに夜の森へと駆け出していきます。道中、不思議な光る石を見つけた二人がはしゃいでいると、トロールが現れて姉を連れ去ってしまいました。攫われた姉を助け出すため、主人公は更に森の奥へと進んでいきます。このあと過酷な運命が待ち受けているとも知らずに。

~実はやりたいゲームだった~

このゲーム、以前にトレーラーか何かで見かけてとてもプレイしたかったゲームなんですよね。ですがタイトルをきちんと覚えていなかったのと、他のゲームに忙殺されて忘れていました。サブスクなにやろうかなーっと検索中にたまたま見つけて「んあぁ!このゲーム出来るんだ!!」と叫んでそのまま黙々とプレイしておりました。リトルナイトメアが大好きなので、だいたいそんなゲームだろ、と高を括っておりましたが良い意味で期待を裏切られました。

~神秘が行き過ぎると怖い~

確か今作は『北欧神話』をベースとした物語だったと思います。主人公の小人に始まり、登場人物には長いとんがり帽子を被ったノーム、ゴーレムのような石の体の生物。巨躯のトロール。池で楽器を奏で、音色で生き物を魅了する妖魔。魔女の存在。

皆、現実離れしていてとても美しい世界観かと思いきや、反面ですっごい残酷で恐ろしい。明るい時の森はすごい美しいんですよ。あらゆるところから生命の息吹を感じられて緑が鮮やかで、風で草花が煽られるとこちらまで香りが漂ってきそうな暖かい雰囲気が感じられます。夜になると打って変わり木々や生物のざわめきはなりを潜め、何者かの息遣いが聞こえてきます。灯りなんてものはないので暗闇で周りは見えません。しかし不思議と誰かの視線を感じるような気がします。こんなところで堂々と火を起こしているのは大抵、ろくでもない存在だったりします。急に自分が世界の異物になってしまったかのような、知らない世界に飛んできてしまったかのような感覚に陥ります。

この恐怖感ってプレイしてみたらわかると思いますが、本当に孤独を感じました。

~死に方がエグい~

このゲームの対象年齢は18歳以上となっております。私自身、色んなゲームをプレイしてきまして、いろんな方法でゲームオーバーになってきましたが、これはかなりエグかったです。頭をギュッと握りつぶされたり、ナイフで刺されたり、叩き潰されたり、溺れたり、爆音に吹っ飛ばされたり…。容赦ないです。血とか飛び出ますし、四肢欠損とか余裕です。しかも断末魔もバリエーションあるなぁと感じました。(死にすぎ問題)

あとは主人公ではないのですが、途中で赤子が亡くなっているシーンがあります。それも別のベクトルでメンタルに来ますので苦手な方はご注意ください。

お友達っぽい立ち位置のノームとかごりごりに亡くなるので弱肉強食の世界がダイレクトに伝わってきます。

~話が分かんなくても面白い~

途中で絵本があってそれを読むことにより、世界に何が起きたのかを知ることが出来ます。神話を知っているともっと楽しめるかもしれませんね。暗い森を歩いていると次に何が起こるのかドキドキとワクワクがすごくて話が頭に入ってきませんでした。地味に難易度高めな場所があったり、反射的に操作をしなければいけないタイミングもあるので、そこをノーミスで切り抜けられた時のちょっとした爽快感や、攻略法が分かった時のスッキリ感がとても絶妙です。簡単すぎず、難しすぎず。怖すぎず、しかしちょっぴり不気味。そんなゲームとなっております。ちょっとした小休止なタイミングにいかがでしょうか?

では素敵なゲームライフを!