ff7リバースを予約したのに買ってしまったスカルアンドボーン…。今月の出費ヤバいです。私の懐事情はさておき今回はスカルアンドボーンについて語っていきたいと思います。
どんなゲーム？
ジャケットを見てもらえるとわかりますが、ズバリ海賊のゲームです。プレイヤーは一介の海賊（下っ端）だったんですけど、船が敵船に沈められてしまい漂流していたところを仲間に助けられます。そして新たな船長となり成り上がって行く。といった感じです。
一言で申しますと【人を選ぶゲーム】ですかね…。ファーストインプレッションでは、『色々尖っているけど楽しいなぁ』なんて思ってたんですけど、つい先ほどメインストーリーを一通り終えました。するといろいろ気になるところが…。
初めは自己評価が高かったのに、プレイが終えたところで低くなってしまうという不思議現象が起こってしまいました。今回はその気になってしまった点と、このゲームの良い所を挙げていきたいなと思います。
～気になったところ～
①移動が怠い
②敵が急に強くなる(推奨レベルが嘘ついてくるｗ)
③船の種類と装備が少ない
④バグが多い
⑤ストーリーが分かりづらい
～良い所～
①自然(主に海)の表現が素晴らしい
②部下が可愛い
気になったところめっちゃ多いやん！！ｗ自分で挙げててちょっと笑いました。
①の移動についてです。当たり前なんですけど海賊なので移動が船なんですね。プレイ時間の半分くらいが移動している時間なのではないでしょうか。体感としては8：2で船と徒歩でした。ちなみに総プレイ時間は40時間でした。
一応、ファストトラベルもあるのですが使えるのが拠点や一部の島（歩ける陸地があるところ）に限られます。あとゲーム内ですがお金が掛かります。因みに船で移動中はファストトラベル利用不可となり、陸地にいるタイミングでのみ利用可能となります。これが地味に頭を悩ませる。PS5版でプレイしていましたがロード速度は比較的速かったのでそこにストレスは感じませんでした。でもファストトラベル可能地域が少ないですねぇ。
最初は海がきれいで移動が楽しいと思えていましたが、慣れてくるとだんだん面倒くさくなってきてしまうものです。お金に余裕があるときはがんがんファストトラベルしてました。
②についてですが、ちょいちょい推奨レベル詐欺をしてきますね。そもそも現時点でのMAXレベルが１１？っぽいです。これからアプデやらイベントを繰り返してあげていくんでしょうかね？
私は最終的に１０まで上げられましたが１０でもラスボスの船のレベルが７だったんですけどだいぶ苦戦を強いられました。一番戦っていて楽しくないイラついたボスでしたｗ最終戦は団体戦だったので、群がる雑魚船を沈めながらジワジワボス船のライフを削っていきます。ライフが半分を切ると白砲(ゆっくり弧を描いて海に着弾すると爆発する大砲)を撃ってくるんですけど、その攻撃力が強すぎて意味がわからないんですよね。しかも爆撃範囲もいまだかつて見たことないくらい広い。避けるのが困難な上に、周りの雑魚船も火力高い攻撃を一斉に使用してくるので、ぼやぼやしているとあっという間に藻屑になります。一応、こちらにも仲間(NPC)の船が着いてくれるんですが、これがかなりの雑魚船です。もう少しまともな装備を付けた船に味方についてほしかったですね…。全体的にレベルのつけ方が雑だなと感じました。
そもそもレベルってことは経験値があるの？って話だと思うんですけど。このゲームのレベルの概念は『船』本体と船の『装備』で決まります。
というわけで③の話にいきましょう。
前述したように船のレベルは『船』本体と船の『装備』で決まります。
単純ですが大きい船に乗って強い装備を付けていればレベルが上がるということになります。船は『船大工』、武器や装甲は『鍛冶屋』、特殊装備(アクセ的なもの)は『大工』に制作してもらいます。船の種類は現時点で6種類(あれ７だっけ？)でした。6か７しかありません。最終的にはみんなブリガンなんちゃらって船に乗っていると思います。見た目もカッコいいし、移動が一番早いし、作れる船の中では１か2番目に強いからね。
で武器なんですが、こちらも種類が少なめです。
ノーマル大砲、近距離大砲、遠距離大砲、魚雷、火炎放射器、バリスタ、白砲、白砲の分散ミサイルver、建物破壊特化の虫喰…など。
これで9割の武器が出てます。…少ないですよね。その中でも属性効果の付いた武器とか、回復できる白砲とか、種類が増えるのですが、それでも少ないと思います。
これから増やしていく予定なのでしょうか…。それにしたって。船の種類はもっとどうにかできなかったのかなぁ。だって海賊船だよ？『自分だけのカッコいい海賊船』作りたいじゃん。装飾はそこそこあるかなぁと思ったけど、船の形が一緒だったらううーんってげんなりしちゃうよね…。最後らへんは見かけるユーザーの9割が、その型の船に乗っていたので「やっぱそれだよねー」って笑ってました。
④のお話に行きます。バグが多い！！1時間に1回は何かしらのバグに遭遇していたような気がします。
・人や物にインタラクト出来なくなる(6割くらい)
・強制終了(1回のみ。データ壊れてなくて良かった)
・なんか画面によくわからない通知がデカデカと出てくる(4割これ)
最後のやつはメインストーリーを進めている時でもなりふり構わず出てくるので集中できずにウザかった…。
バグに関してはしょうがないかなと思いつつも、これは多すぎて集中力を大分削がれました。あとバグとは違いますけど、パーティーのチャット機能はいつになったら使うことが出来るのでしょうか…。
最後に⑤のストーリーですかね。なんだろう…めっちゃ淡々と進むんですよ。盛り上がりとかほぼ無かった。人間関係、相互関係が分かりづらい。ディビジョン２の時もストーリーよくわかってなかったけど、こっちはもっとわからない。結局ラスボスってなんだったの？って感じです。自分も理解力が高い方ではないので、特別理解できてないのかな、と思ってるんですけど、それにしても盛り上がりが皆無でした。あと、値段の割に短い。
ここまで書いてて、全体的に説明不足で不親切なゲームなんだなぁと妙に腑に落ちてしまいました。このゲームは何度も発売を延期して、期待をされていたゲームだとは思うんですけど、それにしては…な完成度だったな…。
では終盤になりましたので、ここで良い所を挙げておきましょう。
①なんといっても海の表現ですね。美しいの一言です。このゲームの主人公はプレイヤーではない！空と海と船です！！そういうことです。
②地味に移動の退屈しのぎになっていたのは船員の歌でした。非戦闘時はみんなで歌ってくれるんですよ！てか当時の海賊も船の長旅は退屈でこうやって歌って楽しんでいたんだろうな…ってしみじみしました。そりゃあ娯楽が少なかったら酒と歌で乗り切るわな。ことあるごとに船員たちが「キャプテン！！」とか「船長！！」とか言ってくれるの可愛い。こいつらが乗っているからこそ、この船を意地でも沈めたくない！って思います。可愛い部下。大事。
いかがでしたでしょうか。ここまで辛辣に話してたけど、なんか憎めない作品なんだよなぁ。謎の中毒性はあります。でも1回の集中は長続きはしない。途切れてしばらくして、またやりたくなるような不思議なゲームでした。現時点でバグが多い印象でしたので、ほとぼりが冷めたら手を出してみるのがいいかもしれません。もしかしたら船体も増えているかもしれませんね。
さぁて次はなんのゲームやろうかなぁ。
