ひそひそうゲーム日記

ゲームの思い出を忘れないために作ったブログ。色んなゲームの感想などを載せていきたいです。

今更だけどGAME OF THE YEARおめでとう!【ELDEN RING】

今年1番の神ゲーだよ!ELDEN RING!

本来ではこのタイトルで去年中に記事を上げるつもりでした。

PS5の不具合により一度初期化をかましてしまった為に、撮りためた画像が消えてしまったのは不運でした。そんなこんなで年を跨いでしまい、今更ゲームオブザイヤー2022に選ばれたこのゲームの何を語れば良いのかわかりません…が。

ですが今、この時期でもエルデンリングはユーザーがたくさんいます。個人的感想ですが、理由は後述します。

『ソウルライク』ジャンルを生み出したフロムの集大成にして最高傑作

フロムソフトウェアさんの力作!死にゲーム(死にゲー)の頂点!

フロムの死にゲーと言えばダークソウルシリーズが有名です。

私は友人からこのゲームを勧めてもらいました。技術もメンタルも初心者だった私は、初めはボスの大きなモーションなど避け切れるはずもなく即死亡。その時の友人のやたらニヤニヤした顔は忘れもしません。その後もトライ&エラーを繰り返しますが全く勝てる気配がないので、思わず友人に聞きました。

「これ攻略順、間違えてるんじゃないの?」

この言葉に友人のニヤけがより一層強まったのを覚えています。

「これが正規ルートだよ」と用意周到に攻略サイトも見せられました。参考ルートは確かにあっていました。

マジか?!なんちゅーマゾゲーなんだ、と衝撃でした。

一度でも被弾するとライフを半分以上も持っていかれ、しかも回復手段は回数制。こちらの攻撃は与えても少ししか減らない。

ガツガツ攻撃したいが、スタミナがすぐ無くなってしまうのでむやみに攻撃が出来ない。しかも敵の攻撃をガードするには序盤の盾では到底防げない、のでローリングで避けなければいけない。それもスタミナを使う…。つまりボスを攻略するには、

敵の攻撃を正確に把握し、ローリングのタイミングを合わせ、僅かなスキに数撃を叩き込む。を、繰り返す。

アイテムを使う、呪文を使うなど戦う手段はいろいろありますが、操作のおぼつかない初心者にとってはこの動きだけで精一杯でした。

何回もの死を積んでいく内に立ち回りを理解し、どの方向にローリングすれば避けやすく反撃しやすいなど、たった1体のボスを倒すために数十分を費やし…そして、唐突にその瞬間は訪れたのです。

「ゔおーーーーーーーー!!」

突然、ボスが見たことないポーズをして叫びだし、白い光になって消えていきました。

何事?!新技?!第二形態?!なんだ!!となってると、友人がおめでとうと拍手してました。

どうやら、勝ったらしい…。張り詰めた戦闘のせいで敵のライフを全く見ていませんでした。

「あ、勝った…んだ」

そう口にした途端、体中の筋肉が弛緩したようなホッとした気持ちと、ブワァーっと血液が駆け巡る熱い興奮と、何度も負けを重ね続けたボスを自分の力で打ち倒したという達成感。これです。この感覚を味わってしまったのです。

ようこそ、死にゲーの世界へ。

それから私はフロムの死にゲーの虜になってしまいました。デモンズソウルダークソウル2,3、ブラッドボーン、隻狼。まるで憑かれたような使命感を背負いながら一通りプレイしました。

新作の発売日はもちろん休みを取り、次の出勤に支障が出ない程度に心逝くまで楽しみます。

さて、大分脱線してしまいました。

話を戻しますと、今回の作品は従来のソウルシリーズとは一味も二味も違うということで話題になりました。

まず挙げられたのは、オープンワールド

従来のソウルシリーズは攻略する順番の自由度はあれど、おおよそ一本道。攻略が難しいマップは、近くの雑魚敵を処理しながら、休憩ポイントに立ち寄ることで敵をリスポーンさせ経験値を少しずつ取得し、地道にレベル上げをしていました。

ですが、その苦労もエルデンリングでは関係なし!!

オープンワールドになったことで寄り道要素が格段に増え、あっちこっちを散歩しているだけで経験値が溜まっていく不思議。

メインストーリーの為、攻略必須の城や洞窟が出てきてもノンストレスでした。(多少死にはするが、そもそも死にゲーなので死ぬことに関してなんとも思っていない)

で、オープンワールドになると心配なのが『足』ですね。長ーい距離を延々と徒歩とか怠いじゃないですか。

ですがそこも心配無用!!ちゃんと愛馬がいるのですよ。

トレント!鹿…?

しかも乗りながら戦えたりもするので、ドラゴン戦は重宝します。

休憩ポイントからポイントまでワープも出来ちゃうので、足に関してはなんの心配もいりません。

黄色のマークは全部ワープできる場所

むしろ、隠された洞窟やイベントなどがあったりするので、マップの端から端まで歩くのもとても楽しいですよぉ。歩いていると、急にボスに出くわしたり、NPCがいたりするのでそこも探索の楽しみの一つ!

いくつか画像を上げましたけどグラフィックキレイすぎません…?

PS5でプレイしてるのでグラフィックがキレイとか当たり前だろってツッコミありそうですけど、本当に綺麗なんですよね。

武器を振るう行動一つ取っても、動きが非常に滑らかと言いますか、そこに『いる』んですよね。キャラクターが。

それに相まってフロム特有のダークファンタジーな世界観。

全てが腐敗したエリア

色とりどりの花が咲いた草原。見渡す限りの湖。鬱蒼とした霧深い森の中。

大地から毒が染み出る地域。狭く不衛生な地下水路。

優美なところを優美に。汚いところをとことん汚く表現するのがフロムの得意技!

不気味なカタコンベ

人間と神様やらが織りなす醜悪で美しい世界にあなたも迷い込んでみませんか?

PS5のマストプレイ作品と言っても過言ではないゲームですが、ジャンルがジャンルなので、一人では攻略できるか不安という方もいらっしゃると思います。

ハッキリ言って今作は初心者に優しいマルチプレイシステムだと思います。

理由は2つあります。まずはフレンドとのマッチングしやすさ。

『合言葉』を決めればレベル関係なくお友達と気軽にプレイ出来ます。私はPS4持ちの友達と最近までマッチングしていました。

そしてマルチプレイで地味に感動したのが、なんとソロプレイ中は侵入されないようになったのです!!これは嬉しい!(赤サインは別)

ゆっくり攻略したいのに、肝心な場所で敵プレイヤーに侵入されて負けてしまい、改めて攻略しなおし…なんてことがなくなったのです!

マルチプレイ時のみ侵入されるので、人数ということに関しては侵入側が不利ということになります。それでも侵入してくるプレイヤーはむっちゃ強い人が多いんですけどね。

この辺りを踏まえて、エルデンリングは初心者向けの良死にゲー(情報量過多)だということがわかります。

そして冒頭で述べましたが、いまなおユーザーはたくさんいます。3月に友人とマルチプレイした際も、ガンガン侵入されましたし協力プレイを求める方もまたたくさんいらっしゃいました。正直、私がどっぷり攻略していた発売日(去年の2月)よりも、他プレイヤーの痕跡が多く見られたような気がします。

個人的な見解ですが今年1月に抽選販売から店頭販売になったことにより、PS5が入手しやすくなった為、プレイヤー人口が増えた(又はキープ)のではないかと私は予想しています。実際、私は新品も扱う中古ゲーム屋に勤めているのですが、店頭販売開始になってから新品のPS5がちらほらと入荷するようになりました。

ゲーム好きでエルデンリングは未プレイの方、PS5を所持したらこのゲームはマストプレイです。

物語の内容は相変わらず、自身で考察を深めていかなければわかりづらいかと思いますが、余計な説明は要らないから常に緊張した歯ごたえのあるゲームをしたい!という方に非常におすすめです。

では素敵な褪せ人ライフを!!